欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは3月11日、2月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は40万7600台。前年同月比は1.5%増と、6か月連続で前年実績を上回った。
2014年1-2月の市場別販売は、最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比11.6%増の43万7700台。中国を含めたアジア太平洋地域では、11.1%増の47万2700台以上を売り上げる。
一方北米は、前年同期比9.3%減の8万1900台と、減少傾向。このうち米国は、16.3%減の5万0600台にとどまった。
信用不安からの回復傾向を示している欧州は、前年同期比5.9%増の24万5200台以上。このうち、西欧(ドイツを除く)は、7.8%増の12万4800台。地元ドイツも4.6%増の8万0600台と、プラス基調にある。しかし、ロシアは前年同期比11%減の2万台と、減少が続く。
2014年1-2月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売台数は、92万3100台。前年同期比は3.3%増だった。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「いくつかの市場では厳しい状態にあるが、1-2月の世界販売は引き続き良好。とくに『up!』、『ゴルフ』、『ゴルフヴァリアント』、『トゥーラン』、『ティグアン』に対する需要が旺盛」とコメントしている。