カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルは11日、同社の外装部門であるマグナ・エクステリアズが、2016年型2車種について、炭素繊維複合材を使用した塗装済みのボディパネルを受注したと発表した。受注先とボディパネルの供給先については公表していない。
マグナは、炭素繊維メーカーの米ゾルデックと共同で炭素繊維をシート状に成型した材料である「CFS-Z」を開発し、自動車メーカーに炭素繊維を使用した複合部品やサブシステムなどを供給することが可能になった。ゾルデックは今年2月に東レの完全子会社化されている。
炭素繊維複合材を使用したマグナ・エクステリアズの自動車部品のサンプルは、パリで3月11日~13日に開催される欧州複合材料展(JEC Europe Composites Show)に出展されている。