アウディAG CFOが語る、日本市場“次の一手”

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アウディAG アクセル・ストロトベック財務担当取締役
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アウディ ジャパンにおける2013年新車登録台数は2万8676台となった。前年比19%増となるこの数字は、過去最高であるとともに7年連続での伸長となった。一方で、メルセデスベンツ、BMWといった競合ブランドに対しては、まだ2万台近い開きがある。中国に匹敵する成長率を記録している日本市場で、アウディが行うべき”次の一手”についてアウディ AG 財務担当取締役のアクセル・ストロトベック氏が語った。

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日本市場における成長の理由について、ストロトベック氏は「プレステージの向上、商品力の強化、ディーラーネットワークの強化が挙げられる。対ユーロ高の中でインポートブランドであるアウディが販売台数を増していることは、非常に健全な成長をしていると言える」と分析する。

その上で、「今後、日本市場に対する投資としては、さらなる販売拠点の拡充です。去夏に横浜にオープンした『Audi みなとみらい』のような店舗を拡大していくことが考えられる」と語る。現在、アウディの国内販売拠点は109店舗。アウディ ジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏は、130店舗までの増強を図っており、「Audi みなとみらい」に代表される大型のフラッグシップディーラーに加え、2月にオープンした「Audi 京橋」のような小規模の都市型ディーラーも合わせて拡充していく見通しだ。

競合の2013年新車販売台数はメルセデスベンツが5万3720台、BMWが4万6037台で、どちらも過去最高を記録している。販売拠点の数は、どちらも200程度となっている。グローバルではBMWの165万5138台に次ぐ、157万5500台(メルセデスベンツは156万6000台)を記録しているだけに、成長市場への投資は急務と見られる。

また、ストロトベック氏は商品力の強化についても次のように語った。「今後は、『A1』のようなコンパクトセグメント、『Q3』のようなSUVファミリーの拡充に伴い、日本市場はさらにボリュームアップしてくるだろう。ディーゼルモデルの導入についても検討をしている。ディーゼルの良いポテンシャルを持っている」と国内でも関心が高まっているディーゼルモデルの導入についても可能性を示唆した。

国内全体の新車販売台数が安定している中で、プレミアムブランドが成長を続けている日本市場は、アウディが重視する市場の1つだ。その中で、アウディが行うべき”次の一手”は、競合ブランドの6割程度にとどまっている販売拠点の拡充だ。最後に、ストロトベック氏は「日本市場はまだまだ成長していくだろう」と述べ、さらなる投資を惜しまない考えを示した。

《瓜生洋明》

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