VWミュージアムに”エスハチ”が置いてあるワケ

自動車 ビジネス 海外マーケット
ホンダ・S800
ホンダ・S800 全 14 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW)の本拠地である独ヴォルフスブルクには、アウトシュタット(=自動車の街)と呼ばれるテーマパークがある。

【画像全14枚】

本社工場に併設されているアウトシュタットは、VWグループに関するパビリオンやデリバリーセンター、レストランなどから構成される複合施設で、国内外から年間200万人の来場者を集める観光名所となっている。

アウトシュタットのハイライトの1つが、”ZeitHaus(時間の館)”と呼ばれるミュージアムである。ここにはブガッティ『T57 SC アトランティック』のような自動車黎明期を彩った貴重な1台や、VW『タイプ1』やシトロエン『2CV』など自動車繁栄の歴史を形作った1台など、歴史的名車が数多く展示されている。欧州自動車産業のマイルストーンとなったこれらの展示車両の中には、1970年製ホンダ『S800』が含まれている。

“エスハチ”の愛称で親しまれたS800は、『S500』、『S600』に続く「S」シリーズの第3弾として、1966年1月に製造が開始された。1970年5月に製造が終了するまで、カブリオレとクーペ合わせて1万1523台が世に送り出された。排気量791ccでありながら最大70psを発揮するS800は、今でも名車の誉れ高いが、VWのミュージアムに展示されているのはS800が「ドイツに公式に輸入された初の日本車」であるためだ。

展示されているのは欧州仕様(左ハンドル)のクーペモデル。総生産台数に占めるクーペモデルの割合は62%だが、欧州に輸出されたS800のほとんどがクーペモデルだったという。

”ZeitHaus”に展示されている約50台の自動車/二輪車の多くが欧州車であり、それ以外はほぼ米国車である。3月13日現在、展示されている唯一の日本車は、このS800である。

《瓜生洋明》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三井金属の固体電解質「A-SOLiD」、全固体電池に採用決定…2027‐2028年の実用化めざす
  2. トヨタ「究極のGRカローラ」世界初公開、『GRMNカローラ』2027年日本発売へ
  3. パナソニック ホールディングス・人事情報 2026年4月1日付・6月22日付
  4. ダイハツ『ロッキー』が3列7人乗りSUVに!?「ロッキースペース」登場の可能性は
  5. 【日産 リーフ 新型】開発責任者が語る、火あぶり、水攻め、落下…“拷問のよう”なテストで得た信頼性と、求められた先進感
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. 「電気バス」でつながる聖地・高野山、導入の裏にあった合理的な理由
  3. 日本板硝子、Plug and Play Japanとパートナーシップ締結…ディープテック領域で新規事業創出へ
  4. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  5. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
ランキングをもっと見る