カーセブンディベロプメントの井上貴之社長は3月14日、国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2014で講演し、スマートフォンやタブレット端末上で商用車の査定ができる専用アプリ『トラック インスマ』を開発したことを明らかにした。
カーセブンが加盟店などに3年前から導入している自動車査定システム『インスマートシステム』を商用車向けに新たに開発した。アプリに車検証のQRコード、走行距離などの査定項目を入力すると、仕入れ希望企業から買い取り金額が示される仕組み。これにより商用車の専門知識がない乗用車の買取店などでも商談を進めることができるとしている。
井上社長は「加盟店にアンケートしたところ1店舗につき年に10件くらい商用車の買い取り商談があるものの、ほとんどの店舗で査定できないといって商談を断っているのが実態。しかし、トラック インスマを使えば、トラック専門の中古車大手、海外輸出大手、国内ディーラーの3社が価格を提示し、買い取り保証する」と説明した。
さらに「トラック インスマを加盟店を始め、商用車が専門ではない一般の中古車販売店、整備業者に無料提供する。年会費も不要」とすることも明らかにした。