妙見ケーブル、営業再開にあわせリニューアル

鉄道 企業動向
リニューアル前の妙見ケーブル車両(左)とリニューアル後のイメージ(右)。車体塗装の変更は21年ぶりとなる。
リニューアル前の妙見ケーブル車両(左)とリニューアル後のイメージ(右)。車体塗装の変更は21年ぶりとなる。 全 3 枚 拡大写真

能勢電鉄は3月15日、鋼索線(妙見ケーブル)の営業を再開した。これにあわせて車両のリニューアルを実施している。

車体塗装は1号車「ほほえみ」をミントグリーン色、2号車「ときめき」をマーマレード色に変更。下部にはログハウス調の木を貼り付けた。車内も木目調に変更し、天井には行灯(あんどん)をイメージした電球色の照明を設置。座席の柄は「妙見の森の植物」をイメージしたデザインとし、1号車は「山の緑と透き通った空」を、2号車は「燃える紅葉」を表現している。このほか、座席間隔の拡幅や座席上部への握り棒の設置を行った。

妙見ケーブルは、兵庫県川西市内の黒川~ケーブル山上間0.6kmを結んでいるケーブルカーで、1925年に妙見鋼索鉄道の路線として開業した。戦時中の1944年に廃止されたが、戦後は能勢電気軌道(現在の能勢電鉄)の路線として1960年に再開業している。2006年12月以降、冬季は原則運休する季節営業路線となっている。

車両は再開業時に導入されたものを現在も使用しており、車内のリニューアルは再開業以来初めて。車体塗装も約21年ぶりの変更になる。能勢電鉄は今後もケーブル山上駅舎のリニューアルを行う予定としている。

《草町義和》

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