BASF、アジアトップクラスの大学・研究機関とリサーチイニシアチブを発足…第1弾は自動車など

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BASFは日本、韓国、中国のトップクラスの7大学/研究機関と「先進材料オープンリサーチネットワーク(NAO)」というリサーチイニシアチブを発足させた。

今回の取組みは、研究者/科学者たちが幅広い用途に向けた新素材を協力して開発するもの。

第1段階で注力する分野は自動車産業、建設産業、洗剤・洗浄剤産業、水処理産業、風力エネルギー産業向け製品。

この活動は、BASFがグローバルな研究活動を推進する戦略の一環。BASFは2020年までに研究活動の50%をヨーロッパ以外の地域で行う計画で、その25%はアジア太平洋地域で行う予定。

同社は現在、ヨーロッパの「先進材料・システム共同リサーチネットワーク」、北米の「北米先進材料リサーチセンター」など、世界各国で同様の取組みを展開している。

今回のリサーチイニシアチブには、日本の京都大学、中国の北京化工大学、北京理工大学、復旦大学、清華大学、長春応用化学研究所、韓国の漢陽大学校が参加する。BASFの研究者は、その他の教授6人、BASFの科学者で構成される科学委員会のサポートやアドバイスを受ける。

今回の連携では、長期的視点に基づき、アカデミックパートナーと共同でアイデアやプロジェクトを開発、発足させていく。

すでにアジア太平洋地域で開始された研究プロジェクトもあり、その他のプロジェクトに関しても現在準備段階にある。

韓国の漢陽大学校におけるプロジェクトでは、風力産業で使用されるコンポジット・システムの劣化性を予測するモデリング・ツールを開発中。中国・上海の復旦大学で現在進行中のプロジェクトでは、ハイブリッド材料をもとにした新塗装システムの開発を行っている。

《レスポンス編集部》

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