米国の自動車最大手、GMのメアリー・バーラ新CEOは3月18日、安全担当の副社長職を新設すると発表。同時にジェフ・ボイヤー氏を、安全担当の副社長に任命すると発表した。
今回の組織改正と人事は、GMの北米における大規模リコール問題を受けて、安全に対する取り組みを、全社を挙げて強化するのが目的。
ジェフ・ボイヤー氏は、現在58歳。GMにおいて、およそ40年間、エンジニアリングや安全担当の重要ポストを歴任してきた人物。今後同氏が、GMの安全システムの開発、安全性の確認、リコール(回収・無償修理)情報の開示などに責任を持つ。
GMのメアリー・バーラ新CEOは、「ジェフ・ボイヤー氏を、顧客の安全担当取締役に任命する。ひとりのリーダーの下で、新たな安全基準を決めることが可能になる」とコメント。
ジェフ・ボイヤー氏は、「運転中の顧客の安全を確保することが、最も重要なこと。本日、GMはこのことを約束する」と述べている。