国土交通省は、東ティモール民主共和国公共事業省とともに「日-東ティモール道路セミナー」を開催した。
セミナーで得られた知見を元に日系企業の東ティモールへの進出を後押しするとともに、今後、両国の道路に関する技術交流を強化する。
セミナーで日本は、戦後から現在までの道路整備の歴史や財源制度、防災技術、トンネル技術について発表した。
東ティモール側からは、インドネシア統治時代から独立後、現在までの道路整備の歴史や建設・管理の現状、今後の道路行政の展望について発表された。
東ティモールへの事業参画を目指す日本企業にとって有益な情報として、東ティモール政府のトンネル建設への高い関心を確認することができた。また、地震、降雨、軟弱地盤など日本と共通する厳しい自然環境にある東ティモールに対し、のり面防災を始めとした防災技術や地盤改良技術など、様々な分野で協力できることを確認できたとしている。