アリアンスペース社は、日本時間2014年3月22日早朝、ルクセンブルクの衛星運用事業者SES社の通信衛星『ASTRA 5B』、スペインのヒスパサット社の通信衛星『Amazonas 4A』2機の通信衛星をアリアン5ロケットで打ち上げる。
打ち上げはアリアン5ロケットで仏領ギアナ・クールー宇宙センターから行われる。搭載ペイロードのうち、エアバス・ディフェンス&スペース社が開発し、ルクセンブルクの衛星オペレーターSESが運用する通信衛星ASTRA 5Bは、東経31.5度の軌道に位置する静止衛星。また、静止衛星Amazonas 4Aはオービタルサイエンス社が製造し、スペインのヒスパサットが運用する。
ペイロードの総重量は9579キログラム、うち衛星の総重量は8755キログラム。2機はアリアン5ロケットの先端部に同時に搭載される。アリアン5ロケットは、こうした2機の大型の静止通信衛星を2機同時に打ち上げる能力を有している。