世界最高峰のツーリングカーレース、「WTCC」。その2014年シーズンに投入されるニューマシンが、ロシアから登場した。
これは3月17日、ロシア自動車最大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」が明らかにしたもの。2014年シーズンのWTCCマシン、『グランタTC1』を発表している。
グランタTC1は、ラーダの主力セダン、『グランタ』をベースに開発されたWTCCマシン。2013年シーズンに得たノウハウを注入しながら、2014年シーズンの新レギュレーションに合わせた改良に取り組む。
具体的には、エアロダイナミクス性能を向上。パートナーのオレカとラーダスポーツが共同開発した新エンジンを積む。サスペンションの設定も、煮詰められた。外観は、ワイドフェンダー化により、迫力を増している。
3月13‐14日、フランスのマニクールサーキットで、シェイクダウンテストを終えたグランタTC1。ラーダスポーツのVictor Shapovalov代表は、「2014年のマシンは戦闘力をアップ。とくにコーナー立ち上がりでの加速が大幅に向上した」とコメントしている。