SUPER GT富士テスト…レクサスRC Fの平手晃平が自ら誕生日を祝すトップタイム

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立川&平手の#1 ZENT CERUMO RC F。
立川&平手の#1 ZENT CERUMO RC F。 全 8 枚 拡大写真

開幕を目前に控えたSUPER GTの合同テストが3月23、24日の両日、富士スピードウェイで実施された。レクサスRC F勢が2日間総合のベストタイム順で上位4位までを占める結果となったGT500クラスでは、平手晃平が最速タイムをマークしている。

今年からDTMとの統一技術規定に沿って開発されたマシンで戦うこととなったGT500クラスは、14台が参加。鈴鹿や岡山のテストもそうだったが、富士でも好タイム続出の展開となった。両日ともドライコンディションに恵まれたなか、2日目の午前セッションでレクサスの#6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋和也&国本雄資/タイヤはブリヂストン=BS)が初めて1分30秒の壁を破り、1分29秒809をマーク。さらに同じレクサス勢の#1 ZENT CERUMO RC F(立川祐路&平手晃平/BS)が1分29秒699へとトップタイムを更新する。

午後のセッションでは1分29秒台は記録されず、#1 RC Fの午前のタイムが2日間総合の一番時計となった。1分29秒699をマークした平手は「今日が28歳のバースデーなんで、いいアタックができて良かったです。最後にクルマ(のセッティング)をまとめることもできましたし、このいい流れのまま開幕戦を取りたいと思います」と笑顔で語った。チームリーダーの立川は、「まずまずですね。周りとそんなに大きな差があるわけではないですから」と慎重な見解を示しつつも、「昨日も今日も安定して前の方にいましたし、レースに向けてのクルマのまとめにも入れましたから、順調です」と、やはり手応えを語っている。昨季王者コンビ、連覇へ向けての出足は良さそうだ。

2日間総合の1~4位がBSタイヤ装着のレクサスRC F勢というかたちになり、ニッサンGT-R勢のトップは1分30秒296で5位の#12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信&J-P.デ.オリベイラ/BS)。ホンダNSX勢の最上位は1分31秒299で10位の#18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT(山本尚貴&J-K.ベルネ/ミシュラン)だった。

多彩な車種で賑わうGT300クラスは15台が出走(2日目は14台)。2日間総合のベストタイム順ではBMW勢が1-2を占めた。トップは#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/ヨコハマ=YH)で、タイムは1分37秒405。2位に#4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝&片岡龍也/YH)が続いている。3位はマクラーレンの#2 シンティアム・アップル・MP4-12C(高橋一穂&加藤寛規/YH)。

今季のSUPER GTは来週末、4月5~6日の岡山国際サーキット戦で開幕を迎える。なお、富士での開催は年間2回で、第2戦が5月3~4日、第5戦が8月9~10日にスケジュールされている。

《遠藤俊幸》

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