フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは3月18日、米国市場に最新クリーンディーゼル「TDI」搭載車を投入すると発表した。
フォルクスワーゲンは米国向けの『ゴルフ』、『ジェッタ』、『パサート』、『ザ・ビートル』にTDIを用意。これらを2014年後半に導入する2015年モデルから、最新のTDIの「EA288」型エンジンに置き換える。
EA288型ユニットは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル。最大出力は現行TDI比で10ps引き上げられ、150psを発生。最大トルクは32.6kgmを引き出す。
現行TDIに対して、排出ガス性能を大幅に改善しているのが、EA288型の特徴。フォルクスワーゲンによると、排気ガス再循環システム、インタークーラーとインテークマニホールドの一体設計などが、排出ガス中の有害物質を低減させる効果を発揮するという。
フォルクスワーゲンは傘下のアウディを含めて、2013年に米国で10万5899台のTDI搭載車を販売。年間で初めて、10万台を超えている。