「宇宙博2014」4月より前売り券発売…子どもたちが宇宙を体感してくれたら

宇宙 エンタメ・イベント
左から、「宇宙博2014」総合監修を務めるJAXA名誉教授 的川泰宣氏、JAXA宇宙飛行士 星出彰彦氏、公式サポーターの爆笑問題。
左から、「宇宙博2014」総合監修を務めるJAXA名誉教授 的川泰宣氏、JAXA宇宙飛行士 星出彰彦氏、公式サポーターの爆笑問題。 全 19 枚 拡大写真

NASAとJAXAは、共同で国内最大級の宇宙イベント「宇宙博2014 NASA・JAXAの挑戦」を7月19日から9月23日まで開催する。開場は幕張メッセの国際展示場の10・11ホール。

宇宙開発の第一歩から最新の活動までを約9000平方mという大フロアで一望できる内容となっている。

◆精密に再現された宇宙ステーション  “手でさわれる隕石”も見どころ

400点を超える展示物には、現在火星を探査中の「キュリオシティ」とよばれる探査車モデルはじめ、その他スペースシャトル「アトランティス」や「アポロ17号」司令塔など、多数の実物大モデルがふくまれる。

見どころはキリがない、というもののリアル感というところでは二点注目される展示がある。

ひとつは「日本の宇宙開発展示エリア」でのISS(「きぼう」日本実験棟)を精密に再現したもの。これは中に入って体験できるような展示になっているという。

また、ふたつめは実際に手で触れることができる実物の隕石。

火星や月に由来するとされる隕石が展示される。これは日本の南極観測を担う国立極地研究所による研究において、隕石が天体研究に大きく貢献している文脈で展示される。

「宇宙博2014」総合監修を務めるJAXA名誉教授、的川泰宣氏は、「宇宙研究がはじまって早くも約100年の節目を迎える。これまでは地球から遠くにいく、というイメージだったが、これからは遠くにいって地球を星の一つとして見るようになっている。」と語り、今回のイベントに、宇宙開発の新しい視座をつくる意義があると説明した。

◆子どもたちに何を伝えたいか 「自分はどの動機がいちばん優れているか」確かめるきっかけに

「宇宙博2014」は子どもたちに何を感じとってほしいのか。

次世代への関心を問うこの質問に対して的川氏は、「展示されている機械をつくった人がどんな気持ちだったか、に想いをめぐらせてほしい。匠の世界を感じてほしい」と語った。また、地球という星を外からみて、国境のない星として見つめなおすこともでき、そのなかで自分自身が冒険してとんでいくような気分を味わってくれたら、と語った。

さらに、展示物をみるときに、「子どもたち一人一人は違う動機をもっているはずで。自分はどの動機が一番すぐれているか。自己を反芻する機会になって、それが自分の将来を考えるきっかけになれば」と表現した。

前売り券は4月1日から発売され、通常前売り券は小中学生800円・高校大学生1200円・一般2200円となっているが、一般1名と小中学生1名のセットだと2500円など、ファミリー向けの特典割引もある。

また、「宇宙博2014」のオフィシャルスポンサーには爆笑問題が就任することとなっている。

《北原 梨津子》

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