社内体制変更で、MINIの更なる販売増を目指す…BMWジャパン

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ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、4月12日よりフルモデルチェンジした新型『MINI』の販売を開始すると発表した。

「1959年に発表されたクラシックMINI以降、MINIブランドは世界中で愛され、日本は世界でも1位2位を争うくらいファンが多い」と日本市場を評価するのは、MINIディビジョンに新たに就任したフランソワ・ロカ本部長。

2002年に導入したMINIは、初年度で1万台を超える販売台数を日本で記録。「このMINIがプレミアムコンパクトカーセグメントを作ったと思っている」と述べる。

その後、2010年より4年連続でMINIブランドは右肩上がりで販売台数を増やし、2013年は1万6982台を記録。その要因をロカ氏は、7モデルある豊富なラインナップを挙げ、その中でもMINI『クロスオーバー』は好調だという。「2011年に発表したこのモデルは、日本のMINI市場全体の40%を占める」とし、その理由は、「ボディは他のMINIより少し大きくはなるものの、4ドアで、家族向けのクルマだとユーザーに評価され、特に日本車からの代替ユーザーに大きな満足感を与えることが出来ているからだ」と話す。

2014年も、更なる販売台数増を目指すが、そのための方策として、社内体制の変更、ディーラーネットワークの強化、商品企画力の強化を挙げ、特に、社内体制の変更は、「日本でのMINIのセールスマネージメントは、BMWブランドと一緒のグループが行っており、マーケティングとは別組織となっていた。そこを2014年1月より、MINIだけのグループを発足させ、セールスマネージメントとマーケティングを同じグループにすることにしたのだ」と変更内容を説明。

それにより、「これまで以上に現場の声や、ユーザーの声を聞くことが出来るようになった結果、日本市場のニーズをより確実に把握できるようになり、テレビCMなども日本に合ったものを作ってもらえるようになった」と述べ、これをきっかけに更なる躍進を目指すと語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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