【東京モーターサイクルショー14】ミツバ、二輪車用ETCでシェア5割超え狙う

モーターサイクル エンタメ・イベント
ミツバの二輪車用ETC車載器
ミツバの二輪車用ETC車載器 全 2 枚 拡大写真
電装品を主に手がけるミツバが2月中旬に発売した二輪車用ETC車載器「MSC-BE51」が好調だ。「発売早々、品薄状態になり、急いで増産し、3月に入って、ようやく需要に供給が追いついた」(同社関係者)という。

人気の秘密はなんと言っても価格が1万9000円と安いこと。二輪用ETCは防水・防塵機能をつける必要があるため、自動車用のものよりも価格が高く、アンテナ分離型だと3万円を超えるものが多かった。しかも、取り付けるための費用がかかって、5万円を超えることもあった。

もちろん、安いからと言って機能が劣っているわけではない。ちゃんと防水・防塵機能は備わっており、バイクの過酷な振動にも耐えることができるという。そのため、これまで高いと買うのをためらっていた人が、この新商品の発売と同時に飛びついたわけだ。

その勢いは一向に衰える気配を見せず、同社関係者も「今年は4万台いける」と大きな期待を寄せる。現在、二輪用ETC車載器の市場は年間7~8万台で、日本無線とミツバの2社が鎬を削っている。しかし、そのシェアは日本無線が7割で、ミツバは3割と大きく差が開いているのが実情だ。ミツバは今回の新製品を起爆剤にシェア5割超えを達成し、念願のシェアナンバー1を狙っている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. 「マットブラックのカタナ、ええやん…」幻の『黒いKATANA』サプライズ公開に、SNSでも「発売したりして?」と期待の声
  5. 3M、カーラッピングに塗装保護機能の新フィルム発売…ドライ施工で作業時間半減
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る