三菱電機、トルコサットに通信衛星「トルコサット4A」の引き渡し完了

宇宙 企業動向
三菱電機、「Turksat-4A」のイメージ図
三菱電機、「Turksat-4A」のイメージ図 全 1 枚 拡大写真

三菱電機は、トルコの国営衛星通信会社であるトルコサットに、通信衛星「トルコサット4A」の引き渡しを完了したと発表した。

「トルコサット4A」は、2014年2月15日(日本時間)にカザフスタンにあるバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。その後、三菱電機が、地表から約3万6000km上空の静止軌道での一連の性能確認試験を実施し、宇宙空間で人工衛星が所定の性能を達成していることを確認したことから今回、トルコサット社への引き渡して、受領された。

同社は、日本政府からの支援を受けながら2011年にトルコサットから「トルコサット4A・4B」を受注した。先行して「トルコサット4A」の設計・製造・試験を実施してきた。衛星の最終組み立て、システム試験の大半は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力により、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)で実施した。

この間、同社はトルコサット社の技術者に対して、人工衛星の製造・試験に関する技術的な教育やOJTを実施していた。

今後、「トルコサット4A」は、トルコを含めた近隣諸国へ提供する通信・放送サービスに活用される予定。

トルコでは、2018年までにトルコ国内での人工衛星の生産を目標にしており、三菱電機は引き続き、2014年打ち上げ予定の「トルコサット4B」の準備を進めるとともに、国内外で宇宙事業拡大を目指す。

《レスポンス編集部》

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