JX日鉱日石エネルギーは、4月1日付けで、空港の給油施設や給油作業を管理するための子会社である「JX日鉱日石航空サービス」を新設すると発表した。
JXエネルギーは、全国31カ所の空港で年間約400万キロリットルの航空燃料を販売しているが、各空港での燃料の在庫管理や品質管理、航空機への給油作業については、給油施設会社、給油作業会社に業務を委託している。
これら委託業務の管理では、高い専門性が求められることから、JXエネルギーが社内に専任者を配置して対応してきたが、今回、新会社を設立することで、専門知識・ノウハウを集約、より効率的な管理体制を構築する。
新会社の資本金は1000万円で、JXエネルギーが100%出資する。
JXエネルギーでは、今後、航空輸送の拡大に伴う航空燃料需要の増加が予想されることから、新会社設立を通じた販売体制の強化で、これら需要の増加に対応していくとともに、航空燃料の安定的な供給と効率的、品質の高いサービスを提供するとしている。