ZF、ドイツでの6速AT「6HP」の生産を終了…13年間で累計705万余基を生産

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ZFの新スタンダード 8HP
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独自動車部品大手ZFは3月31日、ドイツ南西部ザールブリュッケン工場での乗用車用6速AT(自動変速機)「6HP」の生産を3月末をもって終了したと発表した。同工場では13年間に6HPを累計705万232基生産した。

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ZFの6HPは、乗用車用としては初の6速ATで、2001年4月に生産開始。従来製品より13%軽く、燃費を7%向上させる等、ATの多段化の時代を切り開いた。

6HPを最初に搭載したのはBMWの『7シリーズ』セダンで、同工場で最後に生産された6HPはジャガー向けたっだという。

ピーク時には1日最大4500基もの6HPが生産され、16の自動車メーカーに採用された。同社では今後は2008年から生産を開始した8速ATの「8HP」を新たなスタンダードに育てたいと目論んでいる。

ドイツでは生産が終了した6HPだが、ZFの中国・上海工場では当分の間、生産が継続される。

《山内 博》

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