トヨタ豊田社長「がむしゃらになっていいクルマを」…14年度入社式

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豊田章男自工会会長(2014年自動車工業団体賀詞交歓会)
豊田章男自工会会長(2014年自動車工業団体賀詞交歓会) 全 2 枚 拡大写真

自動車各社の2014年度入社式が4月1日に一斉に行われ、国際競争での勝ち残りや環境・安全技術の深化といった次世代の課題克服を担う人材を迎えた。トヨタ自動車は豊田市の本社事務本館で開き、昨年度を約80人上回る1256人の新人が出席した。

式で挨拶した豊田章男社長は、同社の原点について「『クルマづくりを通じて社会に貢献する』という、創業以来変わらぬ基本理念を共有したメンバー全員が、愚直に『いいクルマ』をつくり続ける」ことと指摘。そして「いいクルマ」をつくるには「私たちが『お客様第一』に徹することと、『現地現物』で物事を見ること」ができなければならないと訴えた。

また、社会人として出発するに際し、周囲への感謝の気持ちをもち続けることや仕事を楽しむこと、そしてもっとクルマを好きになる―という3点を要請した。会場には創業期の乗用車である『初代トヨダAA型』や『86オープン』、『ハイエース』とともに、ベールをかぶせた1台の新モデルらしきものも展示された。

豊田社長は挨拶の締めくくりに、この展示車について「まだ影もカタチもないもの」と明かしたうえで「皆さんとともに熱い情熱をもってつくり上げていきたい。一緒にがむしゃらになって、いいクルマをつくりましょう」と呼びかけた。

《池原照雄》

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