独コンチネタル、米国フレッチャー工場の拡張完成を発表…電動パーキングブレーキを増産へ

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コンチネンタルの米国フレッチャー工場
コンチネンタルの米国フレッチャー工場 全 2 枚 拡大写真

独自動車部品サプライヤー大手コンチネンタルは31日、米国ノースカロライナ州のフレッチャー工場の拡張完成を発表した。同工場では、最近需要が拡大している電動パーキングブレーキ(EPB)を増産する。

同工場では工場拡張工事の完成式典が行われ、ノースカロライナ州バット・マクロイ知事も出席して工場拡張を祝福した。

同工場は16年以上にわたって同地に立地し、現在600人以上の従業員を雇用している。今回の拡張では3500万米ドルの投資で8200平方mの工場が新設され、新たに200人以上の雇用が創出される。同工場の拡張で40以上の工程が可能になり、EPBの生産を増加させる。

EPBの利点は、ボタンを押すだけで動作するという利便性と安全性にある。パーキングブレーキの操作レバーが車室から無くなり、自動車メーカーは柔軟にデザインすることができ、今後数年間に従来のパーキングブレーキに取って変わる可能性があるという。

同工場の拡張完成式典で同社の油圧ブレーキシステム・ビジネスユニットの責任者であるマティアス・マチックは、「工場の拡張はEPBの世界的な需要拡大に押されたもの。今回の投資は、地域と米国市場への当社のコミットメントを明確にするものだ」とコメントした。

またコンチネタル北米のサミール・サルマンCEOは、「EPBの需要拡大や北米の景気回復のお陰で、同工場での生産を3倍に増やすことができる。今回の投資で当社は顧客に高品質の製品を提供して自動車産業の成長を後押しすることを約束する」と挨拶した。

《山内 博》

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