「駆け抜ける喜び」を標榜するドイツの高級車メーカー、BMW。運転する楽しさを第一に追求するBMWが、走行スピードに関わらず、最高のドライビングプレジャーが得られるシステムを開発した。
これは4月1日、BMWが明らかにしたもの。「フォース・インジェクション・ブースター」と名付けられたシステムを発表している。
このシステムでは、およそ30km/h以下の低速走行時でも、スリリングな運転感覚を生み出すことができるのが特徴。フォース・インジェクション・ブースターは、エンジンのキネティックエネルギーによって作動し、低速時でも高速走行並みのGフォースを生み出す。
また、エアコンの吹き出し口からは、強烈な風がドライバーや乗員の顔を襲う。シートバックに体が押し付けられる感覚も、演出されているという。
フォース・インジェクション・ブースターは4月1日から、BMW全車に設定。開発を手がけたBMWの Mika Notbetru氏は、「信じられないほど、心を揺さぶられる」とコメントしている。