3月の米国新車販売、5.7%増…日産がホンダを2か月連続で上回る

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新型日産 セントラ
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民間調査会社のオートデータ社は4月1日、3月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は153万7288台。前年同月比は5.7%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが25万6047台を販売。前年同月比は4.1%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、1.8%増の1万8866台と2か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比6.8%増の4万2247台と、4か月ぶりに前年実績を上回る。

トヨタを上回り、7か月連続で2位のフォードモーターは、24万3417台を販売。前年同月比は3.3%増と、3か月ぶりの前年実績超え。主力中型セダンの『フュージョン』が、8.8%増の3万2963台と、3か月ぶりに増加。しかし、主力SUVの『エスケープ』は、0.8%減の2万8701台と、3か月連続のマイナス。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、5.1%増の7万0940台と、2か月連続で前年実績を上回った。

クライスラーグループは、ホンダを上回り7か月連続の4位。その販売台数は19万3915台で、前年同月比は13%増と48か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、26%増の4万2532台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、14%増の1万3242台と好調だった。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、21万5348台を販売。前年同月比は4.9%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、11.4%増の4万1953台と、4か月ぶりに増加。新型『カローラ』は5.5%減の2万9685台と、2か月ぶりのマイナスだった。新型『RAV4』は1万9733台を販売し、前年同月比は19.8%増と、大幅増を維持する。

日産はホンダを上回り、2か月連続で5位。その販売台数は14万9136台で、前年同月比は8.3%増と、6か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が3万5921台を販売。前年同月比は4.9%減と、5か月ぶりに前年実績を下回る。一方、『セントラ』は、38.4%増の1万9323台と、大幅増を維持。2013年12月にモデルチェンジした主力SUV、新型『ローグ』は1万9420台を売り上げ、前年同月比は26.3%増と大きく伸びた。

6位のホンダは、13万3318台を販売。前年同月比は2%減と、3か月連続で前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が7%減の3万3962台と、3か月連続で減少。『CR‐V』は2万8657台を売り上げ、前年同月比は6.5%増と、6か月連続の前年実績超え。『シビック』は2万7697台。前年同月比は0.1%増と微増ながら、5か月ぶりに前年実績を上回った。

《森脇稔》

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