日本電産、ホンダエレシスの買収完了と新子会社設立を発表…ホンダ等4社から全株式を取得

自動車 ビジネス 企業動向
日本電産のモーター
日本電産のモーター 全 1 枚 拡大写真

日本電産は31日、本田技研工業、日本電気、ショーワ、日信工業の4社からホンダエレシス(エレシス)の全株式を取得し、買収完了と新子会社の設立を発表した。新子会社の社名は、日本電産エレシスで、米国、中国、タイに現地会社を設立した。

日本電産エレシスの事業は、車体系の自動車電子制御ユニットの開発、製造、販売となっており、従業員数は875 名。

電動パワーステアリング用モータ市場では、電子制御ユニットとの一体化のニーズが高く、今回の買収で日本電産のEPS 用モータとエレシスの電子制御回路を組み合わせることにより、モータ単体ビジネスからモジュールビジネスへ発展できるという。これにより、日本電産は、車載分野における“世界トップのグローバル・メガサプライヤー”へ踏み出すことが可能となる。

今後あらゆる車載モータにおいてECU との一体化が加速することが予想され、パワーパックビジネスの拡大を目指す。

日本電産は、将来的には、電気自動車・ハイブリッド車のメインモータ市場に参入することを計画しており、この市場においてもエレシスのシステム力の活用を目論んでいる。また、エレシスが強みを持つ自動車の先進安全技術領域についても、更に伸長していきたいとしている。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る