トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は4月1日、3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は21万5348台。前年同月比は4.9%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が、4万1953台。前年同月比は11.4%増と、4か月ぶりのプラス。2013年に新型を投入した『カローラ』は、5.5%減の2万9685台と、2か月ぶりに減少した。『プリウス』は、16.1%減の1万8582台と、落ち込みが続く。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が前年同月比19.8%増の1万9733台と、3月の新記録。中型SUVの『ハイランダー』も、新型投入により14.3%増の1万3019台と、3月の記録を更新した。大型ピックアップトラックの『タンドラ』も、25%増の1万15893台と引き続き好調。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が、前年同月比9.6%増の9943台と回復。『IS』は、117%増の4893台と、大幅増を維持する。『GS』は2484台を売り上げ、前年同月比は32%増。『CT』は大幅改良の効果で、39.4%増の1480台を売り上げる。
トヨタ自動車の2014年第1四半期(1-3月)米国新車販売は、前年同期比1.6%減の52万0997台。米国トヨタ販売のビル・フェイ副社長は、「1-2月は寒波の影響を受けたが、3月の堅調な販売が、前年並みの第1四半期実績につながった」と語っている。