【SUPER GT 第1戦】GT500新時代が開幕、ポール獲得は大嶋&国本のレクサスRC F

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GT500クラスのポールを獲得した#6 レクサスRC F。撮影:益田和久
GT500クラスのポールを獲得した#6 レクサスRC F。撮影:益田和久 全 12 枚 拡大写真

2014年SUPER GTシリーズが岡山国際サーキットで開幕。5日は公式予選が行なわれ、大嶋和也&国本雄資のレクサス『RC F』がGT500クラスのポールポジションを獲得した。

DTMとの統一技術規則導入により、レクサス、日産、ホンダの3メーカーが全車ニューマシンで臨むこととなった“GT500新時代初年度”。開幕戦の舞台・岡山国際サーキットは、この時季にしては寒い温度状況ながらも天候は晴れ~曇り、路面ドライというコンディションで公式予選日を迎えた。そしてQ1~Q2という2段階ノックアウト方式の予選を経て、記念すべき年のGT500クラス開幕ポールをゲットしたのは#6 ENEOS SUSTINA RC F(大嶋&国本/タイヤはブリヂストン=BS)だった。

「朝の練習走行からマシンの調子自体は良かった」と口を揃える大嶋と国本。新車ゆえにトラブルも抱えていたようで、朝は消化周回数が少なく、ベストタイム順位も6位ともうひとつだったが、「そこで変にセッティングを(大きく)いじったりせずに、(好調だった)テストでの結果を信じていけた」と、チーム全体が自信をもって予選に対処できたことを大嶋は強調する。国本がQ1突破を果たした後、Q2では大嶋が新コースレコードとなる1分19秒404をマークしてポールを獲得を決めた。

国本が「チームとTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)がいいマシンを用意してくれました」と語れば、大嶋も「シェイクダウンから調子が良かった。いい仕事をしてくれたスタッフに対して恩返しできました」と続ける。昨年のシリーズ最終戦でポール・トゥ・ウインした勢いをマシンが新しくなっても持続している大嶋&国本&チームルマン陣営、明日の決勝で2シーズン越しの連続ポール・トゥ・ウインに挑むこととなった。

予選2~3位は日産『GT-R』勢。#12 カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信&J.P.デ・オリベイラ/BS)が2位で、#46 S Road MOLA GT-R(本山哲&柳田真孝/ミシュラン)が3位に続いた。トップ6はレクサスと日産が3台ずつ占め、ホンダ勢最高位は7位の#17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大&金石年弘/BS)。

一方、今年も国内外の多彩な車種が競うGT300クラスでは、#31 OGT Panasonic PRIUS (新田守男&嵯峨宏紀/ヨコハマ=YH)がポールを獲得。BMW Z4勢も好調で、#4 グッドスマイル 初音ミク Z4(谷口信輝&片岡龍也/YH)が2位、#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)が4位につけた。3位は#55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/BS)で、同じCR-Zの#0 MUGEN CR-Z GT(中山友貴&野尻智紀/BS)が5位。そして6位にはメルセデスの#11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸&B.ビルドハイム/ダンロップ)と、GT300の上位グリッドはハイブリッド国産勢VSドイツ車軍団という構図になっている。

決勝では、両クラスともどんな戦いが展開されるのだろうか。注目の開幕戦決勝300kmレース(82周)は、明日(6日)の14時開戦予定だ。

《遠藤俊幸》

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