【SUPER GT 第1戦】GT300はBMW勢の1-2、勝ったのは谷口&片岡の初音ミクZ4

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
GT300優勝の#4 BMW Z4。撮影:益田和久
GT300優勝の#4 BMW Z4。撮影:益田和久 全 11 枚 拡大写真

6日に岡山国際サーキットで開催された2014年SUPER GTシリーズ開幕戦。GT300クラスはBMW Z4勢の1-2フィニッシュという結果になり、谷口信輝&片岡龍也の#4 グッドスマイル 初音ミク Z4が優勝した。

#4 BMW(タイヤはヨコハマ=YH)は、序盤早々に片岡がポール発進の#31 OGT Panasonic PRIUS (新田守男&嵯峨宏紀/YH)を逆転して首位に立った。その後、降雨時やピットストップ時期に他車が首位を走ることはあったが、レース後半は#4 BMWがトップの座を確固たるものに。

終盤には2番手の同じ2014年モデルZ4 GT3、#7 Studie BMW Z4(J.ミューラー&荒聖治/YH)に迫られる場面もあったが、「残り周回数を計算しながらタイヤマネージメントして、もたせました。演出です(笑)」と語る谷口が逃げ切って勝利を得る。昨年はともにチームを組んでいたStudieが独立するかたちで新規参戦となった#7陣営が相手だっただけに、先輩サイドとしては「負けたくない気持ちが強かった」(谷口)。片岡も「いちばん意識するチームで、めっちゃライバル」という好敵手を従えての1-2だけに、喜びも一層大きなものとなったようだ。

それにしても14年モデルのZ4は速く、強い。谷口と片岡が「今年はこういうパターンが続くと思う」とZ4同士の接戦連鎖を睨めば、今日は2位に敗れた#7の荒も同様の旨を語っていた。今年のGT300はこのままBMW勢が主役となっていくのか、他陣営の動向を含め、次戦以降の展開が注目されるところだ。

3位はメルセデスの#11 GAINER DIXCEL SLS(平中克幸&B.ビルドハイム/ダンロップ)。5位にも#65 LEON SLS(黒澤治樹&峰尾恭輔/YH)が入り、開幕戦はドイツ車勢の1-2-3-5という結果。4位が#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹&L.オルドネス/YH)で、GT3規定車がトップ5を占めた。JAF-GT規定車最上位は6位の#55 ARTA CR-Z GT(高木真一&小林崇志/ブリヂストン)。なお、ポール発進だった#31 プリウスはマシントラブルらしき状況でコース上にストップ、リタイアとなっている。

次戦第2戦は今回より200km長い500kmレース。5月3~4日に富士スピードウェイで開催される。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
  2. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  3. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る