2014年物品・サービス税(GST)法が7日午後8時、下院審議で可決した。議員らによる7時間の討議を経て、2度目の採決で決着した。
上院可決は確実で、来年4月の導入が見込まれている。
1回目の投票は賛成が118票、反対が81票、2回目はナジブ・ラザク首相の票を含め、119票の賛成票、81の反対票となった。投票の最中、野党議員らがGST法案に反対するメッセージを書いたプラカードを掲げるなどし、これに与党議員が議会を侮辱していると批判する場面も見られた。審議では、アハマド・マズラン副財務相が、調査の結果GST導入により73品目、全体の10%のみが実質値上がりとなり、329の品目、48%は価格が変わらず、287品目、42%は以前より価格が値下がりすると説明した。また、月間300キロワット以下の電気料金は、 GSTの課税対象外となると明らかにした。GST導入に伴うインフレに関しては、1.8%の上昇が予想されるが、物価は徐々に安定するとの見通しを示し、政府は国民の負担軽減のためキャンペーンを実施すると述べた。