【シージャパン14】古野電気、商船向け航海情報記録装置など4つの製品を発表

船舶 企業動向
古野電気、商船向けラインナップ拡充
古野電気、商船向けラインナップ拡充 全 2 枚 拡大写真

古野電気は、商船向け製品のラインナップを拡充するため、4つの製品を発表した。

航海情報記録装置(VDR)「VR-7000」は、今年7月1日以降に搭載されるVDRに適用される性能基準の改正ルールに対応、固定式・浮体式記録媒体ともに48時間の記録が可能。データ収集ユニット内蔵の長期記録媒体(SSD)には30日/720時間の記録が可能となった。舶用レーダー「FAR-3000」、「FCR-2xx9」シリーズや電子海図表示システム「FMD-3100/3200/3300」と変換器不要でLAN接続することもできる。10月に発売する予定。

サテライトスピードログ「GS-100」は、GPSタイプの対地2軸の船速距離計。7月1日以降に建造される5万総トン以上の船舶に適用される新性能要件に対応する。船首での2速度(船首方向速度と舷側方向速度)、船尾での舷側報告速度の表示が可能なほか、任意の船体位置での左右船速表示、ロール・ピッチや加速度情報も出力できる。7月から発売する。

マルチGNSS対応の最新型測位システム「GP-170」は、米国GPS衛星に加えて、DGPS、SBASに対応することで測位精度を向上させた。アンチジャミング(妨害波排除)機能と耐マルチパス(反射波低減)機能を搭載した自社の高感度GPSコアを採用しており、今後はロシアGLONASS、欧州Galileoへの対応も予定している。7月から発売する。

「FE-800」は、2周波(50/200kHz)の測深データを1つの画面に併記できる最新型の音響測深機。船首・船尾の水深を同時に把握することができるほか、リモートディスプレイ「RD-20/50」と接続することで、指示器から離れた場所でも水深値を確認できる。

水深値を表示するNAVモード、現在位置を含む水深値を表示するOS DATAモード、深度履歴を表示するHISTORYモードなど、用途に応じて様々な情報を、視認性の高い8.4型カラーLCDディスプレイに表示する。6月から発売する予定。

これら4つの新製品は今月9日から東京ビッグサイトで開催される国内最大の国際海事展「シージャパン2014」で初公開する。

《レスポンス編集部》

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