気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2014年4月9日付
●小保方氏捏造・改ざん否定、きょう本人が会見(読売・1面)
●「XPのまま」PC危険、きょうサポート終了(読売・8面)
●「夏以降景気回復へ」日銀総裁会見、金融緩和を継続(読売・9面)
●奇跡の一本松鉄で再現、復興願い14社の技術者結集 (朝日・9面)
●2014年日本の成長率、1.4%に下方修正(産経・11面)
●トヨタ世界販売1000万台(東京・7面)
●トヨタ「パッソ」燃費性能高く(日経・13面)
●スズキ中国販売3月10%増に、三菱自は24%増(日経・13面)
●トヨタ離れる海外勢、起爆剤欠く日本株象徴(日経・16面)
●私の履歴書,豊田章一郎、結婚・入社(日経・40面)
ひとくちコメント
「日頃はマイクロソフト製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。2014年4月9日(日本時間)をもちまして、Windows XP、Microsoft Office 2003、Internet Explorer 6 のサポートを終了させていただきます。」
マイクロソフトのホームページを開くとこんなメッセージが流れてくる。2001年の発売以来、使い勝手がよく広く使われてきたパソコン用基本ソフト(OS)「ウインドウズXP」。その製品サポートが本日終了するという。すでに新しいOSに買い替えた人は問題ないが、そのまま放っておけば個人情報などが盗み取られる危険性があるというから恐ろしい。
きょうの各紙も「『XPのまま』PC危険、きょうサポート終了」(読売),「感染、流出の危険性、PCの更新が無難」(東京)などと、終了の告知とともに、対処法などを質問形式で取り上げている。
それによると、マイクロソフトはXPの発売以降、利用者向けに新種のウイルスの侵入などを解消する「更新プログラム」を無料提供するサポートを10年以上継続してきたが、インターネットの普及で新種のウイルスの数が急増。最近は更新プログラムでも対応できないウイルスが増えており最新OSに比べ、感染のリスクが21倍も高くなってしまうそうだ。
このため、新たなネット上の脅威に対抗するのが困難と判断。社内ルールに沿って9日でサポートを打ち切るとしている。クルマに例えれば、不良のブレーキでも交換部品がなく、そのまま、走り続けているようなものだ。
では、現時点でもXPを使っている場合は、どう対応するのか、という質問には「最新のパソコンか、OSを買うのが最も簡単な方法」(日経)という。つまり、新製品に買い替えたほうがいいというわけだ。
それでも、民間の調査結果では6月末時点でも国内では600万台近くがXP搭載のまま残るというデータもある。危険と知りながら使うのは自殺行為だが、これだけの台数があす以降、”厄介もの”扱いになると思うと忍びない。