13年度リコール届出、過去最多の797万台…電子化進む自動車の信頼性確保に課題

自動車 ビジネス 企業動向
自動車のリコール届出総件数及び総対象台数の年度別推移
自動車のリコール届出総件数及び総対象台数の年度別推移 全 3 枚 拡大写真

国土交通省は4月9日、2013年度(2013年4月~2014年3月)のリコール届出件数および対象台数(速報値)を発表した。

2013年度における自動車のリコール届出は、国産車と輸入車を合わせて、総届出件数は前年度比1.7%減の303件、総対象台数は同42.1%増で過去最多の797万8639台だった。

昨年比で4割あまり増となる総対象台数が過去最多となった背景には、トヨタ『プリウス』やダイハツ『タント』といった販売ランキング上位の常連を占めるモデルのリコールが相次いだことにある。対象台数が50万台を超える大規模リコールは5件あり、総対象台数を押し上げた。また、センサーやソフトウェアの不具合も多く見受けられ、電子化が一層進む自動車の信頼性を維持することの難しさがうかがえる。

■対象台数50万台以上のリコール
・トヨタ プリウス(HVシステム制御ソフト)98万6232台
・ダイハツ等 タント等(クランク角センサ)89万1525台
・ニッサン等 セレナ等(アクセルペダルセンサ)76万4744台
・ダイハツ等 ムーヴ等(CVTセカンダリシャフト/クランク角センサ)76万4053台
・三菱 ミニカ等(エアインテークダクト)65万0109台

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る