13年度リコール届出、過去最多の797万台…電子化進む自動車の信頼性確保に課題
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2013年度における自動車のリコール届出は、国産車と輸入車を合わせて、総届出件数は前年度比1.7%減の303件、総対象台数は同42.1%増で過去最多の797万8639台だった。
昨年比で4割あまり増となる総対象台数が過去最多となった背景には、トヨタ『プリウス』やダイハツ『タント』といった販売ランキング上位の常連を占めるモデルのリコールが相次いだことにある。対象台数が50万台を超える大規模リコールは5件あり、総対象台数を押し上げた。また、センサーやソフトウェアの不具合も多く見受けられ、電子化が一層進む自動車の信頼性を維持することの難しさがうかがえる。
■対象台数50万台以上のリコール
・トヨタ プリウス(HVシステム制御ソフト)98万6232台
・ダイハツ等 タント等(クランク角センサ)89万1525台
・ニッサン等 セレナ等(アクセルペダルセンサ)76万4744台
・ダイハツ等 ムーヴ等(CVTセカンダリシャフト/クランク角センサ)76万4053台
・三菱 ミニカ等(エアインテークダクト)65万0109台
《纐纈敏也@DAYS》