サバ州観光客誘拐、犯人が巨額身代金要求 内務省などが仲介者と交渉開始

エマージング・マーケット 東南アジア

2日にサバ州南西部センポルナ沖の水上リゾート「シンガマタ・リーフ・リゾート」で中国人女性観光客とフィリピン人女性従業員が武装グループに誘拐された。

犯行グループが、誘拐された高華贇さん(29)の解放と引き換えに、身代金5億ペソ(3,640万リンギ)の要求をしていることが明らかになった。

アハマド・ザヒド・ハミディ内務相の発表によると、フィリピン人女性従業員のマーシー・ダヤワンさん(40)の身代金要求はないという。

2人の誘拐に関わったとされる犯行グループは、フィリピン南部のホロ島やミンダナオ島のサンボアンガなどを拠点とするイスラム過激派組織、アブサヤフと見られている。身代金要求を受けて、マレーシア内務省と警察、交渉人のチームが、犯行グループが用意した仲介者と身代金に関する交渉を行っているという。

センポルナでは昨年11月15日にもポンポン島で台湾人男性の許立民さん(57)が射殺、妻の張安薇さん(58)が誘拐され、後に無事解放された事件があったが、この事件にもアブアサヤフが関与していると見られている。

小栗 茂

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