【光岡 ビュート ハル 発表】フロントフェイスは口角が上がったイメージ

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光岡・ ビュート ハル
光岡・ ビュート ハル 全 8 枚 拡大写真

光岡『ビュート ハル』はネーミング通り、春をイメージした3色のボディカラーを纏い、それぞれ5台の限定モデルである。

【画像全8枚】

そもそもビュートのクラシカルなデザインの狙いは何か。ミツオカ事業部開発部課長の青木孝憲さんは、「このクルマで3世代目となるが、初代からのデザインを踏襲するということが大きなポイントとしてある」と話す。

基本を日産『マーチ』にしているということもあり、「年代を追うごとに、安全基準や環境基準によりサイズが大きくなってきており、そこにクラシックな感じを合わせるという作業をしている。一番大事なのはクラシカルでコロッとした感じを出すことだ」と説明。

そして、「3代、20年間の間に、気付かれないレベルで部品の大きさを一回り変えたり、造形をより立体的にしたりと、ブラッシュアップしてきた」という。

青木さんがデザインをする際に最も気を付けているのは、“クルマの顔”を作るということだという。「左右のライトの下に丸い“お皿”があるが、そことウインカーの位置関係が重要だ」と述べる。具体的には、「それぞれの中心点を結ぶとウインカーが少し上の位置に来る。こうすることで、人間の口角が上がっているように見せているのだ」。つまり、「ヘッドライトは目で、グリルが鼻なので、口角が上がったようなイメージになる」。因みにその位置関係を逆転しウインカーのセンター位置を下げると、「口角が少し下がったように見えるので、どっしりとした印象を与え、『ガリュー』などはそのようにしている。そういう表情や顔を作るということには、気を付けている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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