米ホンダの新 LMP2 レーサー、ARX-04b 発表…2015年実戦投入

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
HPD ARX-04b LMP2クーペ
HPD ARX-04b LMP2クーペ 全 2 枚 拡大写真

ホンダの米国モータースポーツ部門、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は4月9日、米国において、新型レーシングカーの『ARX-04b LMP2クーペ』を発表した。

画像:HPD ARX-04b LMP2クーペ

車名の「ARX」とは、アキュラ・レーシング・エクスペリメンタル・シリーズを意味。WEC(世界耐久選手権)などのLMP2クラスへ参戦するチームに向けて、新たに開発されたマシンが、ARX-04b LMP2クーペ。

その特徴は、ボディスタイルにある。車名の「クーペ」が示唆しているように、従来のオープンボディではなく、HPDが開発したARXシリーズマシンとしては、初のクローズドボディを採用する。これは、最新のレギュレーションに対応した安全性向上が目的。車体の設計は、英国のワースリサーチ社が担当し、エアロダイナミクス性能を徹底追求したデザインとした。

搭載エンジンは、定評ある「HR28TT」型直噴2.8リッターV型6気筒ツインターボ。量産車用がベースのこのエンジンは、2011年からARXシリーズに採用されており、そのポテンシャルは、セブリング12時間やルマン24時間耐久レースでの勝利が証明済み。

ARX-04b LMP2クーペは、2015年シーズンの世界のモータースポーツに実戦投入される予定。HPDのスティーブ・エリクセン副社長兼COOは、「新しいARX-04b LMP2クーペが、世界中でさらに素晴らしい成功を収めることになるだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  2. トヨタ『ハイラックス』新型に“GRスポーツ”が来るぞ! オフロード性能を強化へ
  3. ポルシェ『カイエン』新型、史上最強1156馬力のフル電動SUVに…1335万円から
  4. MASERATI 111th “永続する美と走り”をいま、あなたの週末へ。PR
  5. 日産が北米初のPHEV『ローグ』発表、三菱『アウトランダー』のOEMに…ロサンゼルスモーターショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る