国際宇宙ステーション、NASAのMDM予備機が故障…船外活動で交換へ

宇宙 テクノロジー

国際宇宙ステーション(ISS)船外のS0(エスゼロ)トラスにあるコマンドを中継するNASA(米航空宇宙局)の装置「Multiplexer-Demultiplexer」(MDM)の予備機が故障していることが判明した。

MDMは、ISSの外部にある熱制御システムや太陽電池パドル回転機構(SARJ)、ISSのロボットアーム(SSRMS)の移動を支援するモービルトランスポータ(台車)などのシステムを動かすために必要なコマンドを中継する装置。主系のMDMは正常に稼働しており、ISSの運用に影響は出ていない。

ISSでは、故障した予備のMDMを交換するために、船外活動の準備を進めている。船外活動は早くとも4月22日頃になる予定。

また、ISSはリブースト(軌道上昇)を実施し、5月に予定されているソユーズ宇宙船の帰還と打上げに最適な高度に引き上げられた。

《レスポンス編集部》

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