箱根登山鉄道、新車3000形を搬入

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箱根登山鉄道の新型車3000形。4月12日に同社入生田車両基地に搬入された
箱根登山鉄道の新型車3000形。4月12日に同社入生田車両基地に搬入された 全 4 枚 拡大写真
箱根登山鉄道は4月14日、今年11月の営業運転開始を予定している新型車両3000形の1両目の搬入がこのほど完了し、営業運転開始に向け今後試運転を行っていくと発表した。

3000形は兵庫県の川崎重工業で製造され、JR線・小田急線を経由して4月12日未明に入生田車両基地に搬入された。箱根登山鉄道によると、試運転は5月中旬頃から行う予定。今回搬入された車両を含め2両が導入され、もう1両は8月頃に搬入される見込みという。

3000形は同社の25年ぶりの新型車両。「伝統と現代性を併せ持ち、箱根の風景に溶け込むデザイン」がコンセプトで、デザインは小田急ロマンスカーVSEやMSEなどを手がけた「岡部憲明アーキテクチャーネットワーク」が担当。前面は大型ガラス、側面にも上下に大きく広がる展望窓を配している。

制御装置には同社初のVVVFインバーター制御を採用。1両での運転が可能な構造で、単独での運転や2000形2両編成と連結しての3両編成、また3000形2両での運転などが行われる予定だ。

同社によると、今回の新車導入は車両の増備が目的で、在来車両の置き換えなどの計画はないという。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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