ホンダは、新開発の水冷直列4気筒650ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル『CBR650F』と『CB650F』を、それぞれ4月21日に発売する。
新型車は、幅広いライダーに受け入れられる扱いやすい車体サイズと、直列4気筒エンジンらしい伸びやかな回転フィーリングを堪能できるマシンの具現化を目指し、エンジン、車体のすべてを新開発した。
エンジンは、軽量・コンパクトな設計とし、低・中回転域で扱いやすい出力特性を、高回転域では直列4気筒らしい伸びのあるフィーリングと上質なエキゾーストサウンドを追求。また、上質感のある機能美も重視し、メカニカルで力強いエンジンの外観や、流れるようなラインで構成したエキゾーストパイプなどに、見る楽しさも付加している。最高出力は83ps、最大トルクは63N・m。
車体・足回りは、エンジンの小型化と、マスの集中化を重視した設計。フレームは、新開発した楕円型断面のツインチューブ形式を採用し、またがりやすいスリムな車体としている。また、軽量な中空断面構造とした新デザインのアルミキャストホイールを装備し、軽快な操縦フィーリングを実現している。
スタイリングは、精悍なV字型ヘッドライトから塊感のある燃料タンク、絞り込まれたテールエンドへと流れるような躍動的なラインで構成。美しい曲線のエキゾーストパイプとショートマフラーなどで、グラマラスなフォルムを演出している。
価格はフルカウル仕様のCBR650Fが99万9000円、ネイキッドタイプのCB650Fが92万3400円。