4月20日、北京モーターショー14(Auto China 2014)が北京市順義区の中国国際展覧中心新館で開幕する。
中国汽車工業協会の発表によれば、2013年の総販売台数は2198万4100台で、初めて2000万台を突破した。うち乗用車が1793万台を占める。前年比は13.9%増。日本メーカーも日産自動車が前年比17.2%増の126万6200台、トヨタ自動車が前年比9.2%増の91万7500台、ホンダが前年比26.4%増の75万6882台と、好調な伸び率を記録しており、2012年後半から問題となっていた不買運動は収束したと見られる。
5年連続で世界一位の販売台数を誇る巨大市場だけに、日系・欧米メーカーは各社出展内容を充実させる模様だ。
レクサスはブランド初の小型クロスオーバー『NX』をワールドプレミアする予定だ。日産は日産デザイン・チャイナが手掛けた新型セダンコンセプトを初公開。ホンダも東風汽車と合弁で手掛ける『スピリア』のコンセプトモデルを発表する。
昨年GMを抑えシェア1位となったVWは、開幕に先駆けて行った「フォルクスワーゲングループナイト」で『トゥアレグ』の2014年モデルや、『ゴルフR 400』など新型車をワールドプレミア。同イベントにはアウディの『TT オフロードクーペ コンセプト』も登場した。
高級車ブランドも、フォードモーターのリンカーンが中国進出を飾り、ベントレーは市販車への導入を見込むプラグインハイブリッド(PHV)システム搭載のコンセプトカーをお披露目するなど、各社勢いづいている。
市内の朝陽区にある中国国際展覧中心旧館では自動車部品の展示会も同時開催。会期は4月29日までの10日間となっている。