ロンドン・ヒースロー空港、新滑走路の運用開始で往復運賃の大幅値下げが実現か

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ヒースロー空港ターミナル
ヒースロー空港ターミナル 全 4 枚 拡大写真

英国ロンドン・ヒースロー空港は、第3滑走路の建設で往復運賃を大幅に引き下げられるとする、フロンティア・エコノミックス社の最新調査報告を明らかにした。

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現在のヒースロー空港利用者の平均往復運賃は625ポンド(約10万8000円)。フロンティア社によると、発着容量不足の影響で、利用者は95ポンド(約1万1000円)多く支払っていると試算し、16年後も現状が変わらなければ、320ポンド(約5万5000円)に達するとしている。

一方、発着容量に対する需要が増え続け、2030年までに新滑走路が運用開始すれば、往復運賃は平均300ポンド(約5万2000円)値下がりするとしている。フロンティア社は、滑走路新設のメリットで建設費をカバーでき、ロンドンと海外を結ぶ40路線以上の新規開設が見込めると予測する。

マシューズ・空港最高経営責任者は「新滑走路を建設しなければ、家族旅行の費用に数百ポンドが負担になり、英国でのビジネスをやりづらくなり、英国で最も重要な貿易口を通じて輸出入される商品・サービスのコストが増えることが明らかになった」とコメントし、滑走路新設への支援を求めた。

《日下部みずき》

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