【バリアフリー14】ヤマハ、電動アシスト車いすの体験試乗で快適性と安全性を訴求

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ヤマハブース
ヤマハブース 全 18 枚 拡大写真

4月17日から19日に大阪市のインテックス大阪で開催されたバリアフリー14で、ヤマハ発動機は電動アシスト車いすを展示した。

今回のヤマハブースは、一番目立つブースの角に4月10日に発表したばかりの『JWスウィング』を展示し、その隣には、体験試乗用のJWスウィングを数台並べて来場者がブース内の試乗コースで体験試乗をできるように構成されていた。

JWスウィングの座席右側には電源スイッチが設けられ、座席左側にはアシスト力の切替スイッチが設けられている。リチウムイオンバッテリーは座席の背中部分に配置されている。

試乗コースは外周に登り坂と下り坂が設定され、中間コースの板張り路面を経てスタート地点に戻るようになっている。登り坂では、軽く車輪を回すとアシストが働いて、楽に登り坂を走行できる。反対に下り坂では逆にエンジンブレーキが働いて、速くなりすぎず適度な速度で下り坂を走行できる。

下り坂が終わった部分に、じゅうたん路面が用意されていて、その部分で両側の車輪を逆転操作して、その場で転回する操作の体験をする。この転回操作時にもアシスト力が働いて車いすを楽に方向転換することができた。

次に、板張り路面を走行する。車輪が板張りの上に載ると、板張りが重さでたわみ、車いすに乗っていると車体全体は少し上下にバウンドするように感じるが、アシスト力の制御がうまく働いてスムーズに板張り路面を走行することができた。

いろいろな路面状態・走行シーンに合わせてアシスト力の制御が働いて、快適性と安全性が両立するように工夫してあることを体感できた。

体験試乗コースの裏側には、電動アシスト車いすのジョイスティックやコントローラのインターフェイスBOXなどが展示されており、ユーザーのニーズに合わせたオプション装備が展示されていた。

《山内 博》

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