4月16日~19日まで大阪市のインテックス大阪で開催された金型技術展示会のインターモールド14で三菱電機は、自動車部品加工用の金型加工に好適なワイヤ放電加工機を出展した。
今回、同社が展示したワイヤ放電加工機は『MP2400』。MP2400では、加工対象の金型の上方から下方へ向かってワイヤが走行し、金型の下に配置された電極にワイヤが連結される。
説明員によると、「ワイヤ放電加工機は、ワイヤから放電して金型の金属を溶かし、溶けた金属クズを水で吹き飛ばして加工する。ワイヤには黄銅製のものを使用している。黄銅のほかには、タングステンや黄銅にコーティングを施したものがある。ワイヤの太さは要求される加工精度に応じて選択される」と説明してくれた。
同社ブースではMP2400のほかに、ワイヤ放電加工機の『MV1200R』『MX600』などが展示された。また、放電加工による工作機械としては形彫放電加工機があるという。