日本精工、ワルシャワ駐在員 神原勝行事務所長 がポーランド功労勲章コマンドール十字型章を受章

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授章式
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日本精工 NSKは、ワルシャワ駐在員事務所長の神原勝行氏が、ポーランドと日本の相互理解促進への多大な貢献が認められ、ポーランド政府より功労勲章コマンドール十字型章(Commander's Cross of the Order of Merit of the Republic of Poland)を授与されたと発表した。

授章式は4月2日に、ワルシャワ市内のポーランド経済産業省にて行われ、ピエホチンスキ副首相より同章が授与された。授章式には、ポーランド経済産業省のクリック副大臣、ポーランド経財団体連合会のボフニャシュ会長、山中在ポーランド日本国全権大使ほか多数が列席し、NSKからも欧州事業の主要なメンバーが参加した。

功労勲章コマンドール十字型章は、経済分野の民間人に授与されるポーランドで最高位の勲章。NSKでは過去に、ポーランド事業に関与してきた名誉顧問の関谷氏が受章している。

神原氏の受賞は、30年以上にわたるポーランドでの営業活動を通じて、ポーランドと日本の経済交流、地域発展に貢献してきたことが評価された。授章式で、神原氏はポーランド語で「今回、このような晴れがましい勲章を受けることができたのも、NSKという会社の一員として働くことができたからで、私に対してというより、NSKに働く皆様に対してのものを、たまたま当地に長くいるということで私に授与されたものと思っている。また、この栄えある授章は、ポーランドの方々に支えられてこそ成し得られたもの」とあいさつした。

同社のポーランド事業においては、上記受章のほかにも、NSKベアリング・ポーランド社(キルチェ工場)がポーランドの独立自主管理労働組合「連帯」の推薦により従業員に優しい会社として、「Employer Friendly to their Employees」賞を受賞し、2014年4月15日にポーランドのコモロフスキ大統領から賞状が手渡された。

同社のポーランドでの活動を紹介すると、1973年に当時の国営企業イスクラ社に生産設備を輸出したのがはじまり。その後、1984年 ワルシャワ市に駐在員事務所を設立。1998年 イスクラ社を買収し、100%子会社化。現在はNSKベアリング・ポーランド社(キルチェ工場)として稼動。2000年 ポーランドのヴァウブジフ市にステアリング製品製造会社、NSKステアリングシステムズ・ポーランド社を設立。2000年 ワルシャワ市に販売会社、NSKポーランド社を設立。2004年 キルチェ市に軸受製造会社、NSKニードルベアリング・ポーランド社を設立し現在に至る。

《山内 博》

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