BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは4月16日、米国で開幕したニューヨークモーターショー14において、アルピナ『B6 xドライブ・グランクーペ』を北米初公開した。
アルピナ社は1961年に創業。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、1964年にはその実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用される。
アルピナは2011年秋、東京モーターショー11で『B6 Bi-Turboクーペ』をワールドプレミア。BMW『6シリーズクーペ』をベースにした高性能モデルだ。今回、ニューヨークモーターショー14で北米プレミアを飾ったB6 xドライブ・グランクーペは、4ドアの『6シリーズグランクーペ』がベースの高性能車。
エンジンは、「650i」用の直噴4.4リットルV型8気筒ツインターボを、アルピナのノウハウを生かしながらチューニング。最大出力540ps、最大トルク74.7kgmを引き出す。
トランスミッションは、ZF製の8速AT。駆動方式は4WDの「xドライブ」。B6 xドライブ・グランクーペの動力性能は、0-96km/h加速3.7秒、最高速320km/hと、スーパーカーの領域へ足を踏み入れる。
内外装は、アルピナ流儀のモディファイ。前後スポイラー、20インチのマルチスポークのアルミホイール、スポーツステアリングホイール、レザーシートなど、控えめな演出が施されている。