近鉄「しまかぜ」、京都発着の定期運転は10月10日から

鉄道 企業動向
鳥羽の海岸付近を走る近鉄の観光特急『しまかぜ』。10月10日から京都~賢島間でも定期運転を開始する。
鳥羽の海岸付近を走る近鉄の観光特急『しまかぜ』。10月10日から京都~賢島間でも定期運転を開始する。 全 3 枚 拡大写真

近畿日本鉄道(近鉄)は4月24日、大阪難波・近鉄名古屋~賢島間で運転している観光特急『しまかぜ』について、10月10日から京都~賢島間でも定期運転すると発表した。これにあわせて『しまかぜ』の車両を6両(6両編成1本)増備する。

9月から2015年2月までの運転日は、大阪発着が火曜日を除く毎日、京都発着が水曜日を除く毎日、名古屋発着が木曜日を除く毎日。ただし京都発着は10月10日から運転を開始し、大阪発着と名古屋発着は9月のみ水曜運休とする。また、年末年始などは運休日なしで運転する。

京都発着『しまかぜ』の運行時刻は、京都10時00分頃発~賢島12時50分頃着、賢島14時50分頃発~京都17時40分頃着。途中、近鉄丹波橋・大和西大寺・大和八木・伊勢市・宇治山田・鳥羽・鵜方各駅に停車する。主な区間の片道運賃・料金(大人)は、京都~宇治山田間が4650円、京都~賢島間が5560円。和風個室または洋風個室を利用する場合は、個室料金(1室1030円)が別途必要になる。

近鉄名古屋発着『しまかぜ』は現行ダイヤとほぼ同じ。大阪発着『しまかぜ』は土休日ダイヤの大阪難波発を変更し、平日ダイヤとほぼ同じにする。

増備車はデザインを一部変更。和風個室のデザインを一新するほか、カフェにも「和のテイスト」を盛り込むという。京都・大阪難波・近鉄名古屋発着のそれぞれで随時運用する。

『しまかぜ』は2013年3月21日から大阪難波・近鉄名古屋~賢島間で運転を開始。1年間の乗車人員が当初計画を大幅に上回る約18万人に達しており、満席状態が続いている。近鉄は京都発着『しまかぜ』の運転開始により「京都・奈良方面をはじめ、より多くのお客様に伊勢志摩への快適な旅をお楽しみ頂ければと考えております」としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  5. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  6. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  7. VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…欧州受注スタート
  8. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  9. トヨタ紡織が「FCアシスト自転車」など、カーボンニュートラルに向けた製品・技術を展示へ…くるまのテクノロジー展2024
  10. スマホ音楽を高音質で再生! オーディオテクニカ「AT-HRD100」「AT-HRD300」発売
ランキングをもっと見る