欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループ。同社が2014年、世界販売台数1000万台超えの達成に、強い意欲を示した。
これは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14において、フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長が明らかにしたもの。同会長は、「2014年、フォルクスワーゲングループは初めて、年間1000万台以上の新車を世界の顧客に届ける目標を掲げた」と宣言している。
2013年、フォルクスワーゲングループは前年比4.3%増の約970万台を販売。2014年は2013年実績に対して、3%以上伸びれば、1000万台超えを達成できる計算だ。
フォルクスワーゲングループの最終目標は、トヨタを上回り、世界一の自動車メーカーになること。ダイハツと日野を含めたトヨタグループ全体の2013年の世界新車販売は、前年比2%増の998万台。2013年度(2013年4月から2014年3月)では、前年比4.5%増の1013万3000台と、年度としては初めて、1000万台の大台に乗せた。
フォルクスワーゲングループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「1000万台超えは当初、2018年の目標だった。我々は4年前倒しで、目標を達成できそうだ」とコメントしている。