【新聞ウォッチ】飛べないピーチ、機長不足で大ピンチ

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ピーチ・アビエーション
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年4月25日付

●日米TPP未明も調整、首脳会談後断続的に、共同声明異例の持ち越し(読売・1面)

●GM純利益85%減、リコール費用圧縮(読売・10面)

●空の旅明るく、ANA10年ぶり新制服(朝日・11面)

●ピーチ2000便欠航検討、操縦士確保できず(朝日・37面)

●三菱自が最高益、3月期(毎日・7面)

●ホンダ100万台目標、今年度国内目標、新型含む6車種投入(産経・11面)

●オバマさん”足も”すごい(産経・25面)

●現代自、中国生産150万台、2年後めど、4割増に、VWなど2強を追撃(日経・9面)

●フィット全3工場で生産、ホンダ、6月から2割増(日経・12面)

●GW、自動車10連休、半導体、一部は休日操業(日経・12面)

●私の履歴書、豊田章一郎、愛・地球博(日経・44面)

ひとくちコメント

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが、5月19日から6月30日の間に国内線と国際線で448便の欠航を決めたという。理由は機長の採用が予定通り進まなかったのに加え、病欠が相次ぎ機長を十分に確保できないためだそうだ。

全便数の16%に当たる規模で、夏場に予定していた増便もほぼ取り止めることになり、運航の中止は最大で2088便に及ぶ可能性があるという。

きょうの各紙も「ピーチ最大2088便欠航」(読売)、「機長不足、LCC飛べず」(日経)などと報じているが、記者会見したピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)は「お客さまに多大なご迷惑をお掛けし、心よりおわび申し上げる」と謝罪したという。

欠航が決まった448便は、関空空港を拠点に札幌や那覇、ソウルなどを結ぶ8路線。乗客1万6393人が影響を受ける。また、欠航が想定される10月までの分を含めると10路線に広がり、影響を受ける乗客数は最大2万6175人に達するもようだ。

ピーチでは、機長不足で今後も欠航便が相次ぐことになれば、最大で約30億円の減収になる見通しで、経営面でも失速する恐れがあり、拠点のある関西空港も大きな打撃を受けそうだ。

《福田俊之》

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