GM の第1四半期決算、純利益は89%の大幅減…大規模リコールの影響

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米国の自動車最大手、GMは4月24日、2014年第1四半期(1-3月)の決算を明らかにした。

同社の発表によると、売上高は374億ドル(約3兆8275億円)。前年同期の369億ドルから、1.4%増えた。一方、純利益は1億ドル(約102億円)。前年同期の9億ドルに対して、89%もの大幅な減益となった。

大幅な減益となった背景は、大規模リコール(回収・無償修理)の影響が大きい。GMは第一四半期(1-3月)にリコール関連費用を計上したため、利益を圧迫する大きな要因となった。

2014年第1四半期の世界新車販売台数は、241万6028台。前年同期比は2%増だった。国別の実績では、中国が新記録となる91万9114台を販売し、GMの最量販市場に君臨。前年同期比は13%増と、2桁の伸び率を達成する。

これに続いたのは、地元の米国。第1四半期は、64万9637台を売り上げたものの、前年同期比は2.3%減と後退した。

GMのメアリー・バーラCEOは、「市場に投入した新型車に対する顧客の評価は高く、第1四半期、中核の自動車事業は好調だった。高い安全性、品質、サービスを備えた世界最高の車を作るという使命は変わらない」と述べている。

《森脇稔》

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