日産自動車は、新ナイジェリア自動車政策発効後、大手自動車メーカーとして初めて、ナイジェリアで自動車生産を4月23日より開始したと発表した。
ナイジェリア政府は昨年10月、雇用創出、技術取得など、自動車産業の発展を促進するための新しい自動車産業政策を策定した。それを受け、ルノー・日産アライアンスは、西アフリカのスタリオングループとナイジェリアで車両の共同生産について覚書を締結。今回、ナイジェリア製初となる車種『パトロール』の生産をラゴスの組立工場で開始した。
アフリカ大陸での販売台数を2012年末の11万台から2016年までに倍増させる中期成長計画を掲げる日産にとって、アフリカ最大の人口を擁するナイジェリアは、極めて重要な存在となる。日産はパトロールに加え、『アルメーラ』と『NP300』の生産も計画。生産は5月初頭に始まり、8月には量産を開始する予定だ。