トヨタ、北米本社機能を移転…米テキサス州ダラスへ

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米国トヨタ自動車販売のカリフォルニア州の現本社
米国トヨタ自動車販売のカリフォルニア州の現本社 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車は4月28日、北米における製造・販売・金融などの本社機能を、テキサス州ダラス北部のプレイノに移転すると発表した。

今回の本社機能の移転は、拠点を一元化することによって、各機能間での連携・効率化を推し進め、顧客に「もっといい車」を届ける体制を整えるのが目的。北米市場での持続的成長を狙う。

テキサス州ダラス北部のプレイノの同一敷地内に移転するのは、TEMA(トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニファクチャリング・ノース・アメリカ)、TMS(米国トヨタ自動車販売)、TMA(トヨタ・モーター・ノース・アメリカ)、TMCC(トヨタ・モーター・クレジット)の4社。

約4000名が異動対象となり、今夏より一部が異動を開始し、新社屋完成後の2016年後半から2017年初頭にかけて、大部分の従業員が異動する計画。なおTMCCは、2017年以降の移転となる。トヨタによると、各事業体は引き続き、現在の社名や機能を維持するが、今後さらなる連携の検討を進めていくという。

また、TEMAの調達部門の約250名が、ミシガン州ヨークのTTC(トヨタ・テクニカル・センター)に、生産技術部門約300名がケンタッキー州ジョージタウンのTMMK(トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー)に、それぞれ異動する対象となる。

トヨタ・モーター・ノース・アメリカのジム・レンツCEOは、「今回の移転は、トヨタの北米事業50年の中で最も大きな転機のひとつ。各機能が力を合わせることで、北米の顧客のニーズにより迅速に対応し、顧客の期待を超えるもっといい車づくりにつなげていきたい」とコメントしている。

《森脇稔》

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