パナソニック、車載関連など好調で3年ぶりに最終黒字…2014年3月期決算

自動車 ビジネス 企業動向

パナソニックが発表した2014年3月期連結決算は、最終損益が1204億円の黒字に転換した。前年同期の7542億円の赤字から3年ぶりに最終黒字となった。

売上高は前年同期比5.9%増の7兆7365億円と増収となった。車載関連事業がグローバルでの市況回復を背景に伸びたほか、住宅関連事業も消費税増税前の駆け込み需要によって国内が伸びた。デジタルコンシューマー事業は、収益重視の事業展開を進めているため、減収となった。

営業利益は赤字事業の収益改善や全社あげた固定費削減、材料費合理化などの取り組みが寄与し、同89.6%増の3051億円となった。

税引前利益は事業構造改革費用2074億円を計上したものの、年金制度変更に伴う一時益798億円やヘルスケア事業売却益787億円などを計上したため、2062億円の黒字となった。

オートモーティブ&インダストリアルシステムズの売上高は同9%増の2兆7376億円となった。インフォテインメント事業部などの車載関連事業の販売が増加したのに加え、円安の効果もあった。

営業利益は車載関連事業の好調と円安の効果で同291%増の857億円となった。

今期の通期業績見通しは売上高が同0.2%増の7兆7500億円とほぼ横ばいの見通し。営業利益は同1.6%増の3100億円、税引前利益が同41.8%減の1200億円、最終利益が同16.2%増の1400億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. ホンダ『レブル250 Eクラッチ』が爆売れ!? ペダルだけでシフトチェンジできる「Eクラッチ」の魅力をおさらい
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る